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    <title>りんごジャム別館</title>
    <link>http://new.rimgo.com/</link>
    <description>生まれること。産むこと。&lt;br /&gt;
そして生きること。</description>
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  <item rdf:about="http://new.rimgo.com/?eid=724350">
    <link>http://new.rimgo.com/?eid=724350</link>
    <title>りんごジャム別館について</title>
    <description>このブログはりんご堂治療院の院長によるブログ『りんごジャム』の
もうひとつのブログです。

りんごジャムには、私のとりとめもない日々の想いを綴っていたのですが
長年ブログを書き続ける中で、私自身の経験も自ずと増えてゆき
それに伴い、さまざまな情報も投稿...</description>
<content:encoded><![CDATA[
このブログは<a href="http://rimgo.com" target="_blank">りんご堂治療院</a>の院長によるブログ『<a href="http://go.rimgo.com" target="_blank">りんごジャム</a>』の<br />
もうひとつのブログです。<br />
<br />
りんごジャムには、私のとりとめもない日々の想いを綴っていたのですが<br />
長年ブログを書き続ける中で、私自身の経験も自ずと増えてゆき<br />
それに伴い、さまざまな情報も投稿するようになり<br />
まとまりのない、情報の多すぎるブログになっていました。<br />
<br />
私は女性鍼灸師で、<br />
女性の体作り、妊婦さんの養生、逆子の治療等のお手伝いを<br />
鍼灸でさせていただく仕事をしております。<br />
私自身、2007年10月に初めての妊娠、出産を経験しました。<br />
その出産は、事態が急変し救急車で搬送され緊急帝王切開による出産でした。<br />
<br />
出産以降、自分自身の経験からも<br />
逆子、帝王切開、お産の振り返りなどの情報を<br />
ブログに投稿する機会が増えたため<br />
お産関連の情報は『りんごジャム』とわけ<br />
こちらの『りんごジャム別館』に投稿し情報をまとめようと思います。<br />
<br />
そうすることで<br />
情報を求める人にとって、よりわかりやすく、読みやすく<br />
伝える側にとって、より明確に伝えることができるようになればと思っています。<br />
<br />
『りんごジャム』の中のすでに投稿しているお産関連の情報は<br />
そのまま残しますが、同時に、重複になりますが同じ投稿を<br />
こちらのブログにも投稿して情報をまとめ<br />
2008年4月以降のお産関連の新しい投稿は<br />
こちらの『りんごジャム別館』にて投稿していきます。<br />
<br />
また、今後鍼灸以外で私がかかわるイベントや<br />
ワークショップ、個人的な座談会などのお知らせもします。<br />
<br />
これまで生きてきた中での私の経験が<br />
誰かのお役に立てれば、うれしく思います。<br />
どうぞよろしくお願いします。<br />
<br />

]]></content:encoded>
    <dc:subject>はじめに</dc:subject>
    <dc:date>2008-04-01T11:11:11+09:00</dc:date>
    <dc:creator>kimi</dc:creator>
    <dc:rights>kimi</dc:rights>
  </item>

  <item rdf:about="http://new.rimgo.com/?eid=724412">
    <link>http://new.rimgo.com/?eid=724412</link>
    <title>私の出産のこと</title>
    <description>私の初めての出産は2007年10月14日
大学病院にて、緊急帝王切開でのお産となりました。

鍼灸で女性の、妊婦さんのケアをしていますが
マタニティ鍼灸の研修において、提携先の助産院で
自然な出産を目のあたりにしていたので
私自身もそのゆっくりと進む&quot;家族での...</description>
<content:encoded><![CDATA[
私の初めての出産は2007年10月14日<br />
大学病院にて、緊急帝王切開でのお産となりました。<br />
<br />
鍼灸で女性の、妊婦さんのケアをしていますが<br />
マタニティ鍼灸の研修において、提携先の助産院で<br />
自然な出産を目のあたりにしていたので<br />
私自身もそのゆっくりと進む"家族でのお産"を目指し<br />
地元福岡の助産院で産む予定にしていました。<br />
<br />
しかし、予定日になっても陣痛が起きず<br />
不安を抱えながら予定日超過すること2週間。<br />
ようやく陣痛がおき、助産院にいったものの<br />
その時点で、胎児の心音を図るモニターが表した波形は<br />
赤ちゃんの心音がガクッと落ち、危険が生じていることを表していました。<br />
<br />
その結果、すぐさま救急車で緊急搬送され<br />
大学病院での緊急帝王切開でのお産となりました。<br />
<br />
この出産経験で、時間の流れとともに、本当にいろいろな想いが<br />
私の中におこり、ぐるぐると想いがめぐり続けました。<br />
<br />
そんな私の出産前後の日々を振り返って投稿した記録があります。<br />
以下、参考までに投稿します。<br />
<br />
------<br />
・予定日超過<br />
<br />
・
]]></content:encoded>
    <dc:subject>はじめに</dc:subject>
    <dc:date>2008-03-31T01:39:28+09:00</dc:date>
    <dc:creator>kimi</dc:creator>
    <dc:rights>kimi</dc:rights>
  </item>

  <item rdf:about="http://new.rimgo.com/?eid=724572">
    <link>http://new.rimgo.com/?eid=724572</link>
    <title>緊急帝王切開と麻酔２</title>
    <description>前回「緊急帝王切開と麻酔」に引き続き、手術後の麻酔のきれのことを。

手術が終わり、寝たままベットごと私は病室へ運ばれた。

私の帝王切開、出産は午前7時すぎだった。
かなり疲れていたし、おなかの傷のこともあるし
ほとんど体を動かすことができずにいた。...</description>
<content:encoded><![CDATA[
前回「<a href="http://go.rimgo.com/?eid=726677" >緊急帝王切開と麻酔</a>」に引き続き、手術後の麻酔のきれのことを。<br />
<br />
手術が終わり、寝たままベットごと私は病室へ運ばれた。<br />
<br />
私の帝王切開、出産は午前7時すぎだった。<br />
かなり疲れていたし、おなかの傷のこともあるし<br />
ほとんど体を動かすことができずにいた。<br />
赤子を見て、相方と少し話しをした以外はほぼずっと寝ていた。<br />
<br />
時間の感覚もわからないくらい、じっと横になっていると<br />
次の日になっていた。<br />
朝から看護師さんたちが検温などに来る。<br />
<br />
そのとき、体を起こそうとしてあることに気がついた。<br />
『ん？まだ足動かないぞ？』<br />
体を起こしても、おなかは痛いし、力が入らない。<br />
だからまだ足が動かしにくいのかな？という気もしたが<br />
明らかに足の感覚が鈍い。というかほとんど感じない。<br />
<br />
私『あの〜まだ麻酔って切れないんですか？足動かないんですけど』<br />
看護師『そうですか？術後も少しずつ鎮痛剤を投与していましたし<br />
麻酔が効いているんでしょうね。じきに切れますよ。』<br />
<br />
軽い口調で返事を受け<br />
ああ、そうなのか。じゃ、もうすぐ感覚が戻るのね。<br />
と、ちょっと安心しながらも<br />
脊椎麻酔で、神経を損傷して麻痺とか出たらどうしよう!という不安を内心抱いていた。<br />
<br />
というのも、本当に予期せず緊急帝王切開になった直後だったので<br />
『人生何があるかなんてわからない』と身を持って体験したため<br />
まさかねぇ〜と思いつつ、麻酔で麻痺が出たりするかもということも<br />
ありえない話ではない、人生何があるかわからない！とおびえていたのだ。<br />
何しろ同意書もそういう事項があることを書かれていたのだから。<br />
<br />
それからお昼になり、再び看護師さんがやってきた。<br />
看護師『足の感覚どうですか？戻りました?』<br />
私『いえ・・・。まだ戻ってません。感覚ないです。』<br />
<br />
看護師『・・・・そうですか。ちょっと念のため麻酔科の先生に確認してもらいましょうね。呼んできますから。』<br />
<br />
そういわれて私は、<br />
えっ!先生の登場！やっぱりちょっとおかしいんだ！<br />
本気で麻痺か!？<br />
<br />
かなり恐怖心が増す。<br />
必死で足を動かそうとするが動かない。特に左足。<br />
<br />
そうして麻酔科の先生が登場。<br />
手術前と同じように冷たいガーゼで皮膚を触り感覚を確認。<br />
だが私は冷たさを何も感じない。<br />
<br />
医師『足、動かしにくいですか。<br />
ちょっと膝を立ててもらっていいですか?』<br />
<br />
私『無理です。動かせません』<br />
<br />
医師『では私が膝を立てるので、私が手を離した後<br />
そのままの姿勢を保持してください』<br />
<br />
そうして先生が私の両膝を立てる。<br />
そして、手を離す。<br />
先生の手の支えがなくなると私の膝は無力にガクッと横倒れになった。<br />
<br />
医師がつぶやく『保持不能・・・』<br />
<br />
このときはマジで怖かった！<br />
ガクッと無力に倒れる自分の膝！<br />
力を入れようと思っても、思い通りに動かない自分の膝。<br />
<br />
『大丈夫ですかね〜』<br />
『いや〜これくらいが普通ですよ〜すぐ戻りますよ〜』<br />
そういう感じの会話を期待していたのに<br />
なんか深刻っぽいぞ。私はかなり恐怖でいっぱいだった。<br />
『保持不能』なんて単語で言われるとかなり深刻感が増す。<br />
<br />
<br />
私『先生、大丈夫ですよね〜』<br />
大丈夫ですよ、と返事してほしくて問いかける。<br />
<br />
医師『経過を観察してみないとなんともいえません』<br />
<br />
さすが医師。<br />
安易な励ましは言わない。<br />
<br />
医師が去った後、看護師さんにも尋ねてみる。<br />
私『大丈夫ですよね〜』<br />
もちろん、『大丈夫ですよ』といってほしくて尋ねてみる。<br />
<br />
看護師『ね〜心配ですよね〜』<br />
幾分柔らかい口調だが、大丈夫とは言わない。<br />
<br />
病室に一人残され、かなり怖かった。<br />
普通の出産を夢見ていたが<br />
緊急帝王切開、そしてそれをきっかけに麻酔で下半身麻痺！<br />
子育ても大変で、家族にも迷惑になる。<br />
そんなことを考えていた。<br />
<br />
そして、もし麻痺だとしても、まだ若いし<br />
一刻も早くリハビリ開始だ!<br />
そう思いながら、必死で足を動かそうとする。<br />
とはいえおなかも痛いしほとんど体を動かせない。<br />
必死で少しでも動かそうとする。<br />
<br />
ああ、こんなことなら針をもってきて置けばよかった。<br />
早い段階でのリハビリ、針を打つこと効果的なのに！<br />
そして針灸の師匠を始め、何人もの仲間の鍼灸師の顔が浮かぶ。<br />
誰かに針を打ってもらおうかと。<br />
<br />
そんな感じでどきどきな時間をすごし続けた。<br />
この後1時間ほどして、次第に麻酔が切れ始め<br />
足の感覚が戻ってきて、結果的にちゃんと麻酔は切れた。<br />
<br />
だけど本当に怖かった。<br />
何があるかわからない!という気持ちになっていただけに<br />
本当に下半身麻痺を想定してしまった。<br />
特に膝がガクッと倒れた瞬間の感覚は忘れられない。<br />
<br />
結果的には、帝王切開のとき私は麻酔の効きが少し悪かったらしく<br />
ちょっと多めに投与されたらしい。<br />
それがゆえに麻酔の切れも時間がかかったのかな?ということだ。<br />
<br />
ああ、本当に怖かった。<br />
無事で本当によかったです。
]]></content:encoded>
    <dc:subject>帝王切開</dc:subject>
    <dc:date>2008-03-24T08:45:39+09:00</dc:date>
    <dc:creator>kimi</dc:creator>
    <dc:rights>kimi</dc:rights>
  </item>

  <item rdf:about="http://new.rimgo.com/?eid=724571">
    <link>http://new.rimgo.com/?eid=724571</link>
    <title>緊急帝王切開と麻酔</title>
    <description>今回は、緊急帝王切開をしたときの麻酔のこと。

超緊急、一刻の猶予も許さない!というときは全身麻酔だが、
基本的には帝王切開は下半身麻酔で行われる。
赤ちゃんの誕生の瞬間を見届けられるから。

私の場合も、緊急帝王切開とはいえ
すぐに母子、特に子が死に...</description>
<content:encoded><![CDATA[
今回は、緊急帝王切開をしたときの麻酔のこと。<br />
<br />
超緊急、一刻の猶予も許さない!というときは全身麻酔だが、<br />
基本的には帝王切開は下半身麻酔で行われる。<br />
赤ちゃんの誕生の瞬間を見届けられるから。<br />
<br />
私の場合も、緊急帝王切開とはいえ<br />
すぐに母子、特に子が死に至る状況ではなかったのだろう<br />
下半身麻酔で行われた。<br />
<br />
麻酔は腰椎(腰部分の背骨)に注射をされる。<br />
そのためには、十分な注射部位を確保するため<br />
横向きになって、背中をエビのようにしっかりと丸めて注射をされるのだが<br />
<br />
妊婦だし・・・陣痛来てるし・・状況的にも慌ててるし・・・<br />
<br />
『はい、横になってもらえますか・・』って言われても!<br />
看護師さんたちに支えられながら横向きにされる。<br />
痛がっていても割りとしっかり(荒く)扱われるのね・・・<br />
<br />
デモ!ちょっと待って!陣痛中は動くのも無理!<br />
『ちょ、ちょっと今陣痛が・・・待ってもらえますか・・・』<br />
そんな感じで、陣痛の合間を見計らってどうにか麻酔を行った。<br />
でも、怖いよね。脊椎に麻酔だよ。<br />
<br />
それもあわただしい状況。<br />
万が一神経を傷つけ麻痺でも残ったら・・・・<br />
そういう恐怖心がどこかに浮かんでくる。<br />
<br />
注射の後は麻酔の効きを確認されるのだが<br />
たぶん、ガーゼか綿花を濡らしたもので下半身の皮膚を触り<br />
｢冷たさ感じますか?｣と、感覚を聞かれる。<br />
<br />
けれど、かなり興奮状態、恐怖心もあるので<br />
触られると、冷たく感じるような気もするし<br />
そうでないような気もするし・・・<br />
よくわからなくなったりする。<br />
これは私だけではなく、一般的にあることらしい。<br />
<br />
｢麻酔が効いてると思ってて、もしこれで効いてなくて<br />
お腹切られて痛い〜!とかなったら嫌よね。シャレならんよね・・。｣とか思いつつ。<br />
<br />
それでもしばらくすると確実に麻酔が効いてくる。<br />
すごいよね。麻酔って。効いてしまうと本当に無痛。<br />
あれほどの陣痛も遠のく。<br />
無痛分娩ってはじめからこういう感じかな、と思ったりしていた。<br />
<br />
でも、痛みが消えたとはいえ実際の陣痛が止まったわけではなく<br />
わが子は陣痛のたびに心拍が低下しているのかと思うと<br />
早く救ってほしいという思いがいっそう強まった。<br />
<br />
こうして手術は行われた。<br />
-----<br />
<br />
手術中は、意識がある。<br />
手術開始時に医師が｢よろしくお願いします｣という。<br />
よくテレビなんかで見る感じの挨拶。<br />
あれって、スタッフたちに言っているのだろうと思うのだけど<br />
<br />
初めて手術というものを受けた私は<br />
まさに｢よろしくお願いします｣とは、私が言いたい言葉であり<br />
意識もあることだし、私こそが手術に主体的に参加している!と思い<br />
小さな声でちょっと戸惑いながらも一緒になって<br />
｢よろしくお願いします｣といった。<br />
これって、手術を受ける患者さんで意識のある人は<br />
皆言っているのかなぁ？？<br />
<br />
手術中は枕元には麻酔科医が立っていて様子を伺ってくれる。<br />
私からはもちろん手術部位は見えないようになっている。<br />
だから枕元にいる麻酔科医が時折声をかけてくれる。<br />
<br />
医師｢今、適切に処置が行われていますからね。｣<br />
私「はあ」<br />
<br />
意識があるというのはなんだか変な感じだった。<br />
ノリノリで会話をする気にもなれず<br />
見えないけれど手術部位の感覚もあり<br />
本当に違和感のある感じだった。<br />
---<br />
<br />
麻酔に関する話に戻ると<br />
実は手術前よりも、本当は術後のほうが怖かった。<br />
というのも、麻酔の切れが悪かったのだ。<br />
だから麻酔の注射の際によぎった｢麻痺が出るかも｣という恐怖心が<br />
かなり強くあり怖かった。<br />
<br />
長くなったので次回に。→『<a href="http://go.rimgo.com/?eid=729980">帝王切開と麻酔2</a>』
]]></content:encoded>
    <dc:subject>帝王切開</dc:subject>
    <dc:date>2008-03-23T08:45:07+09:00</dc:date>
    <dc:creator>kimi</dc:creator>
    <dc:rights>kimi</dc:rights>
  </item>

  <item rdf:about="http://new.rimgo.com/?eid=724570">
    <link>http://new.rimgo.com/?eid=724570</link>
    <title>緊急帝王切開と同意書</title>
    <description>手術には同意書は必ず必要だ。
私も緊急帝王切開が決まり、手術が開始される前に同意書にサインをした。

これがまた、実はツッコミ入れたくなる要素いっぱいだった。
緊急帝王切開をすることはすでにそれまでの過程で
納得済みのことである。そこに疑念はなかった。...</description>
<content:encoded><![CDATA[
手術には同意書は必ず必要だ。<br />
私も緊急帝王切開が決まり、手術が開始される前に同意書にサインをした。<br />
<br />
これがまた、実はツッコミ入れたくなる要素いっぱいだった。<br />
緊急帝王切開をすることはすでにそれまでの過程で<br />
納得済みのことである。そこに疑念はなかった。<br />
それまではいかに赤ちゃんを助けるかという観点で話はなされ<br />
一刻も早く帝王切開を!という思いだったから。<br />
<br />
しかしその後の同意書の説明は、帝王切開に恐怖を抱かせる。<br />
緊急手術なわけだから、ゆっくり説明がなされるわけでなく<br />
まさに事務的な段取り、という感じで同意書片手に医師に説明された。<br />
<br />
その内容の恐ろしいこと!<br />
主に麻酔、臓器損傷、合併症、出血、輸血等々に関して<br />
私の足元で、相方を相手に医師が説明をしていたのだが<br />
断片的に聞こえてくる内容は<br />
<br />
『まれに麻痺が残る・・・臓器を傷つけ・・重篤な状態に・・・』<br />
<br />
ひえぇええ〜〜って<br />
当然のことだが手術である以上<br />
赤ちゃんを救うための帝王切開でも、危険なことが起こりうる。<br />
分娩が一気に手術モードになった。<br />
『同意されたらサインを』といわれても<br />
せざるをえんし、同意って言うか、同意もなにも<br />
強制了承って感じや〜ん!<br />
<br />
言葉は悪いが、半ば脅迫状のようにも思えるくらい！<br />
だからといって反対する理由がなく・・<br />
<br />
そうして医師は、相方だけでなく<br />
寝ている私にペンを差し出し、サインを要求。<br />
いやいや、陣痛で痛いしペン握る気力もないんだけど<br />
ちょっと待ってくれよ〜と思いつつ<br />
はいはい、ここにサインしてね、という感じでペンを渡されサイン。<br />
<br />
後で同意書を見ると、恐ろしい内容<br />
ああ、こんなことまで同意してたのね(笑)という内容とともに<br />
私の力ないヘロヘロ文字のサインが残っていました。<br />
-----<br />
<br />
手術には同意書は必ず必要だ。<br />
<br />
医師は現時点での最善を尽くしますよ。<br />
でも医学はまだまだ未発達で完全ではなく日進月歩であり<br />
医師もまたヒトという不完全な生き物である。<br />
そして患者も、人体というものそのものが奥深い上に、個体差もある。<br />
だから最善を尽くすけれど万が一のことがありますよ<br />
それをわかってくださいね。<br />
<br />
そういう内容を、具体的なこと(解剖や生理や病理)により<br />
説明されることが同意書の本来の目的だと思う。<br />
<br />
とはいえ、これだけ医療訴訟の増える社会において<br />
訴訟対策として、今は免罪符的になっているのも否めないだろう。<br />
<br />
とくに、緊急時においてそれを求められると<br />
まさに、『何かあったときの訴訟対策だな』とすら思ってしまう。<br />
同意も何も！反論どころか、まともに思考すらできず<br />
質問すらできないのだから。<br />
<br />
同意書の趣旨はわかる。<br />
だから緊急時は『同意書』というより<br />
『確認書』とか『了承書』とか『受諾書』とか<br />
名前変更してくれるといいのにと思う。<br />
それによって何が変わるかというわけではないけれど<br />
あの状況で同意書といわれると<br />
思わずツッコミたくなるのだよ。<br />
---<br />
<br />
そしてもっと言うならば、この状況は医師が悪いわけではない。<br />
<br />
緊急事態は誰にでも発生しうる。<br />
結果論として少ないだけで。<br />
そもそもお産は病気ではないけれど<br />
いつでも異常事態に変わりうる。<br />
刻一刻と正常から異常に向かっている局面かもしれない。<br />
それが命を生むという行為なのだと思う。<br />
まさに命をかけた行為。<br />
<br />
お産と緊急事態。<br />
正常と異常。<br />
帝王切開というお産であり、手術である局面。<br />
<br />
ただ、通常のお産(経膣分娩)には同意書が要らない。<br />
それはお産が手術を前提にしていないから当然かもしれないが<br />
緊急帝王切開もお産の延長上、それも予定ではないということは<br />
まさに自然なお産の延長にある以上<br />
お産にも分娩同意書なるものがあってもいいのではないかと思う。<br />
<br />
『お産は自然なものです。<br />
それが円滑に流れるようサポートするのが医療です。<br />
でもお産とは何が起こるかわからないものです。<br />
そうなると、サポートできる医療はこういうものがあり<br />
それはこういう側面もあるものです・・』といった。<br />
<br />
上記のような切り口から<br />
だからこそ何があるかわからない自然のお産に向けて<br />
自分でできる体つくりはしましょうね。<br />
できるだけ医療の助けを借りずに<br />
産めるなら産みましょうね。<br />
そういう啓蒙を妊娠した時点でするほうがよいのでは。<br />
<br />
そうすると、妊婦さんも意識が変わるかもしれない。<br />
積極的に自分で『産む』ために取り組み、<br />
医師はそんな自分をサポートしてくれる存在だと。<br />
すると、産婦人科医ももっと働きやすくなるかもしれない。<br />
<br />
とにかく、私は緊急帝王切開を前に<br />
ベッドの上でわずか数分、恐ろしい響きだけに聞こえた<br />
同意書を読み上げられサインをした。<br />
<br />
あらかじめ、お産になる段階で<br />
緊急時のことを説明されているとしたら<br />
「この同意書って、まさに医師の訴訟対策よね。<br />
私への配慮なんてまったくないわよね」なんて思わず<br />
何よりも同意書の内容で必要以上に<br />
あの場で恐怖を抱かず済んだかもしれない。<br />
<br />
お産は本来自然のものという側面<br />
医療によって助けられるという側面<br />
手術であり分娩であるという側面<br />
<br />
そういうあいまいで多岐にわたる要素が<br />
分娩同意書がなかったり<br />
形だけの緊急帝切前の同意書だったりすることに<br />
反映されているように思う。<br />
<br />
今までの人生で署名した我がサインの中で<br />
最も重く、けれども最もたやすく適当な字で書いた<br />
かつてないサインだった。
]]></content:encoded>
    <dc:subject>帝王切開</dc:subject>
    <dc:date>2008-03-22T08:44:28+09:00</dc:date>
    <dc:creator>kimi</dc:creator>
    <dc:rights>kimi</dc:rights>
  </item>

  <item rdf:about="http://new.rimgo.com/?eid=724569">
    <link>http://new.rimgo.com/?eid=724569</link>
    <title>私の帝王切開</title>
    <description>私は平成19年10月に緊急帝王切開にて初めての子を出産した。(&gt;&gt;緊急帝王切開) 

助産院で産む予定だったが、陣痛の最中に胎児の心音が落ちたため
救急車で緊急搬送され九州大学病院での出産となった。

病院に運ばれるまでの間は、かなりの動揺と不安でいっぱいだっ...</description>
<content:encoded><![CDATA[
私は平成19年10月に緊急帝王切開にて初めての子を出産した。(>><a href="http://go.rimgo.com/?eid=695132">緊急帝王切開</a>) <br />
<br />
助産院で産む予定だったが、陣痛の最中に胎児の心音が落ちたため<br />
救急車で緊急搬送され九州大学病院での出産となった。<br />
<br />
病院に運ばれるまでの間は、かなりの動揺と不安でいっぱいだった。<br />
ただただ、赤ちゃんの命を想い、死なないで!生きて!と叫び続けていた。<br />
<br />
無事に受け入れ先が確保され、九大の処置室についてからは<br />
産科医の言葉、周囲の状況、自分の体の状況から<br />
幾分落ち着きを、冷静さを取り戻した。<br />
特に、執刀医である産科医の言葉が私を落ち着かせてくれた。(>><a href="http://go.rimgo.com/?eid=695131">産科医の言葉</a>)<br />
<br />
帝王切開での出産が決まってから、手術の手配がなされるまで<br />
私は手術のことについていくつか確認、質問をした。<br />
<br />
-----<br />
執刀医は二人いて、帝王切開が決まってから<br />
それまで話をしていたベテラン(?)医師はなにやら事務作業をし<br />
そばにいた別の若い方の医師と会話をした。<br />
<br />
私『帝王切開ですが、(お腹は)どう切りますか?<br />
縦切りですか?横切りですか?』<br />
医師『縦切りですね』<br />
<br />
彼(相方)『横切りにしてもらえませんか?』<br />
<br />
医師『横ですか・・。通常緊急のときは縦切りなんですけどね。』<br />
<br />
私『次また妊娠することができれば、次の出産は<br />
できればVBAC(＝ブイバック。帝王切開経験者が経膣分娩をすること)をしたいのですが<br />
それが可能な処置をお願いします。』<br />
<br />
そのとき、当初から話をしていた方の執刀医が横から言った。<br />
『VBACなんて簡単にできないよ。うち(九大)でもそんなにしないよ。』と。<br />
それから続けて言われた。<br />
『あなたどうしてVBACなんて言葉を知ってるの?』と。<br />
<br />
私『実は私、鍼灸師でして、仕事で妊婦さんたちを診させていただいている以上<br />
一応、産科領域のことも一通りのことは勉強しているのです・・。』<br />
<br />
そうしているうちに、手術に当たっての説明および<br />
同意書へのサインなどがあわただしく行われる中<br />
準備が整い手術室へ運ばれた。<br />
<br />
医師は明確にはどのような手術を行うのか言われず<br />
そのまま手術室へ運ばれた。<br />
私もやはり一般人の抱くイメージというか、あんまり色々言って<br />
『こいつ素人のくせに、注文つけやがって』とか内心思われて(笑)<br />
医師の機嫌を損ね、適当な処置をされてはこまると思い<br />
実はあまり意見を言えなかったのだけど<br />
(やっぱりそういうこと、考えてしまいません?)<br />
<br />
相方のほうが、色々と『お願いします。どうか・・』と最後まで<br />
お願いをしてくれていた。<br />
<br />
------<br />
手術が終わったとき、ベテラン医師が言った。<br />
『お腹は横に切りましたから。<br />
埋没法と言って溶ける糸で中で縫っていますから<br />
抜糸の必要もありませんし、きれいに丁寧に縫っています。<br />
<br />
また次回VBACできるようなしっかりとした縫い方をしましたが<br />
術前にも言ったように、縫い方とは別に<br />
この時代、VBACを受け入れてくれる病院があるかどうかはまた別問題ですよ。』<br />
<br />
相変わらず適切に、そして患者を想っての発言をしてくれる<br />
この医師の態度には、私はかなり信頼と好意を持っていた。<br />
----<br />
<br />
産後4ヵ月半たった今、傷は基本的に痛むことはなく<br />
時期相当の順調な回復をしていると思う。<br />
(それほど多くの切開痕を見たことがあるわけではないので<br />
比較しようがないですが・・)<br />
<br />
手術の様式事態に関しては、私はかなり満足している。<br />
というよりも、緊急での帝王切開という流れの中<br />
これほど納得のいく処置をしてくださったことに<br />
とても感謝している。<br />
<br />
そしてまた、予期せず自分に起きた帝王切開だったが<br />
あらかじめ色々な知識を得ていたことに、本当によかったと思う。<br />
<br />
とはいえ、一般的に『手術』ということに対しての恐怖心は<br />
人並みにありました。手術ということそのものに対する恐怖も<br />
たとえば同意書とか、麻酔とかに関することでも。<br />
ちょっと帝王切開情報から横道にずれますが<br />
次回そのこと書いてみます。<br />
<br />
『<a href="http://go.rimgo.com/?eid=724905">帝王切開と同意書</a>』<br />
『<a href="http://go.rimgo.com/?eid=726677">帝王切開と麻酔</a>』<br />
『<a href="http://go.rimgo.com/?eid=729980">帝王切開と麻酔2</a>』
]]></content:encoded>
    <dc:subject>帝王切開</dc:subject>
    <dc:date>2008-03-20T08:43:32+09:00</dc:date>
    <dc:creator>kimi</dc:creator>
    <dc:rights>kimi</dc:rights>
  </item>

  <item rdf:about="http://new.rimgo.com/?eid=724551">
    <link>http://new.rimgo.com/?eid=724551</link>
    <title>逆子と帝王切開情報</title>
    <description>今日、友人から連絡があった。
『今日の健診で逆子が戻ってたよ!これもお灸のおかげ!ありがとう』と。

この友人、2人目の妊娠で、前回の出産は
逆子の早期破水で緊急帝王切開だった。(→そのときのブログ)
今回も予定帝王切開だが、だからといって逆子のままでいいと...</description>
<content:encoded><![CDATA[
今日、友人から連絡があった。<br />
『今日の健診で逆子が戻ってたよ!これもお灸のおかげ!ありがとう』と。<br />
<br />
この友人、2人目の妊娠で、前回の出産は<br />
逆子の早期破水で緊急帝王切開だった。(→そのときの<a href="http://go.rimgo.com/?eid=556053">ブログ</a>)<br />
今回も予定帝王切開だが、だからといって逆子のままでいいというわけではなく<br />
早期破水の可能性、何よりも前回と同様に破水をしたら・・・という<br />
友人本人の不安感を考えると逆子が戻ってくれるほうがよい。<br />
<br />
彼女の前の出産で、私は何もしてあげることができなかった。<br />
それは鍼灸師としてだけでなく<br />
友人としても、帝王切開になったことでの心理的なサポートも<br />
何もできなかったと思う。<br />
<br />
その彼女の出産の約1年後に私も出産をした。<br />
同じく緊急帝王切開で。　(→<a href="http://go.rimgo.com/?eid=695132" >緊急帝王切開</a>)<br />
その間に得た産科領域の知識<br />
なによりも身をもって体験した帝王切開<br />
そして産後により詳しく情報収集、学習して得た知識<br />
以前の私よりは確実に帝王切開についての知識は増えた。<br />
<br />
そのことを通して感じるが<br />
帝王切開に関してはあまりにも情報が少ない。<br />
当然、全出産に対しての比率は(地域、施設により差はあれど)<br />
10〜15％ほどといわれるので、実体験を基にした情報も少ないことはわかる。<br />
<br />
でも、それにしてもあまりにも少ないし<br />
帝王切開の様式等を術前にもっと知っていたらよかったのに、と<br />
帝王切開で出産した女性からの声もよく聞く。<br />
<br />
色々な意味で、帝王切開という出産の経験が<br />
心身に影響することは多い。<br />
事前に情報を得ていることで、それが少なからず回避できることも<br />
あると思われる。<br />
<br />
帝王切開は、基本的に病気や怪我に対する手術ではないとはいえ<br />
その創部は小さくはない。<br />
自分の体を切るということに対し<br />
たくさんの情報をもっと得ることができてもいいのではないかと思う。<br />
特にいまや、情報開示、インフォームドコンセントの時代なのだから。<br />
<br />
もちろんもっとも大切なことは命。<br />
生まれてくる赤ちゃんの命である。<br />
だからといって、自分の体がどうでもいいということではなく<br />
生まれてくる命のためにも<br />
また次の命を授かるとしたら、未来の命のためにも<br />
母体の心身が健康であることは必要だ。<br />
<br />
私は逆子の治療を請け負っている以上<br />
帝王切開となりうる妊婦さん、いいかえると<br />
帝王切開を自分の事として切実に考える妊婦さんと接することが多い。<br />
<br />
だからこそ、逆子が戻る妊婦さんだけでなく<br />
戻らない妊婦さんへのフォローとしても<br />
私が知りうる、身をもって体験した帝王切開の情報を書いていこうと思う。<br />
<br />
そしてもちろん逆子のように予定帝王切開だけでなく<br />
結果的な数は少ないとはいえ、妊娠した全ての妊婦に<br />
緊急帝王切開の可能性があるのだから<br />
帝王切開について知っておくことは有意義だと思う。<br />
それこそ、予期せず緊急帝王切開になったときのほうが<br />
予想だにしていなかっただけにその後の動揺も大きいことは否定できない。<br />
<br />
だからこそ、帝王切開なんて怖い!と目を背けず<br />
情報を最低限でも知っておくことは有益なはず。<br />
<br />
ということで、まずは私の帝王切開の詳細を次回から書きますね〜。<br />
→『<a href="http://go.rimgo.com/?eid=724885">私の帝王切開</a>』
]]></content:encoded>
    <dc:subject>逆子</dc:subject>
    <dc:date>2008-03-18T08:19:02+09:00</dc:date>
    <dc:creator>kimi</dc:creator>
    <dc:rights>kimi</dc:rights>
  </item>

  <item rdf:about="http://new.rimgo.com/?eid=724547">
    <link>http://new.rimgo.com/?eid=724547</link>
    <title>逆子と帝王切開</title>
    <description>最近毎日のように逆子ちゃんの治療をしている。
逆子の治療は、条件さえ整えば
くるっとよく回ってくれる。
頭を下に向けられなかった要因さえ取り除けば
回るべくして回るのだ。

けれど、もちろん回らない逆子ちゃんもいる。
逆子のまま妊娠週数が進めば
その先...</description>
<content:encoded><![CDATA[
最近毎日のように逆子ちゃんの治療をしている。<br />
逆子の治療は、条件さえ整えば<br />
くるっとよく回ってくれる。<br />
頭を下に向けられなかった要因さえ取り除けば<br />
回るべくして回るのだ。<br />
<br />
けれど、もちろん回らない逆子ちゃんもいる。<br />
逆子のまま妊娠週数が進めば<br />
その先は帝王切開での分娩が待っている。<br />
<br />
私の妊娠では健診時に逆子と指摘されることはなかったが<br />
結果的に緊急帝王切開での出産となった。<br />
だから、帝王切開のことは身をもって語ることができる。<br />
<br />
逆子の治療をする以上、100％治療結果を出せるわけではないので<br />
逆子の先にある帝王切開のことも、このブログでお話しようと思う。<br />
<br />
もちろん、誰でも『怖い!』印象があると思う。<br />
けれど、何も怖がらせたくて帝王切開のことを書くわけではない。<br />
<br />
逆子が戻る！と良いことばかりを言うのではなく<br />
逆子患者さんを受けるということは<br />
最終的に逆子のまま帝王切開をする人が身近にいるということにもなる。<br />
そういった方々へ何らかの情報提供になれば、という思いがある。<br />
治療を承った者として、逆子が戻らなかった方へも<br />
責任持ってケアをしていきたい。<br />
<br />
それと、帝王切開後のケアについても。<br />
私自身、帝王切開後にお腹がひどく痛むことがあり<br />
鍼灸でかなり改善された。<br />
そのことも、ケアの参考になればと思う。<br />
<br />
というわけで、少しずつ帝王切開のことを書いていきたいと思います。<br />
<br />
<br />

]]></content:encoded>
    <dc:subject>逆子</dc:subject>
    <dc:date>2008-03-16T03:44:06+09:00</dc:date>
    <dc:creator>kimi</dc:creator>
    <dc:rights>kimi</dc:rights>
  </item>

  <item rdf:about="http://new.rimgo.com/?eid=724485">
    <link>http://new.rimgo.com/?eid=724485</link>
    <title>内面との戦い</title>
    <description>正直な話
これまで私は
どんな出産だろうと幸せだと思っていた。
この時代に結婚し、子を持つことができる
もうそれだけでも十分幸せなことではないか、と。

だからたとえどんな出産であれ幸せだろうと。
腹を切ろうがどうしようが。
そんな風に思っていた。

...</description>
<content:encoded><![CDATA[
正直な話<br />
これまで私は<br />
どんな出産だろうと幸せだと思っていた。<br />
この時代に結婚し、子を持つことができる<br />
もうそれだけでも十分幸せなことではないか、と。<br />
<br />
だからたとえどんな出産であれ幸せだろうと。<br />
腹を切ろうがどうしようが。<br />
そんな風に思っていた。<br />
<br />
けれど実際に自分が緊急事態を経験し<br />
腹を切り、子を産んだ結果、出産直後に<br />
あんなにも様々な思いにとらわれ続けることになろうとは<br />
思ってもいなかった。<br />
子を持ったことでそれまでの人生にはなかった葛藤が生じた。<br />
『自分が子供を苦しませてしまったかもしれない』と。<br />
もし出産がなければ苦しまずにいたであろうに。<br />
命とかかわる瞬間は言葉で言うほど簡単なものではない。<br />
<br />
やはり結局は自分との戦いなのだと思う。<br />
人は自分への問いを続けながら生きていくのだろうと。<br />
その内容は人によって違うだろうし<br />
同じ人でも状況や環境や年齢によって変化するのだろうけれど<br />
<br />
結局は自問自答を続け<br />
自分の生きる意味だったり納得だったり<br />
言うなれば『自分とは何ぞや』みたいな問いを投げかけつつ<br />
内面と向き合い進んでいくのだろうと。<br />
<br />
だから、何かがあるから幸せ、ないから不幸せということはなく<br />
きっとずっと自分と向き合いながら生きていくのだろう。<br />
<br />
ただ１つ、子を持って思うのは<br />
自分が抱くどうしようもない答えのない不安やもやもやは<br />
子供の顔を見ることにより、ひと時不安を消してくれる。<br />
それだけは今の時点では言えるような気がする。<br />
<br />
人はどこまでいっても独り。<br />
だから他者の存在に温かさを感じられるのだろう。<br />

]]></content:encoded>
    <dc:subject>私のお産ふり返り</dc:subject>
    <dc:date>2008-03-13T03:28:11+09:00</dc:date>
    <dc:creator>kimi</dc:creator>
    <dc:rights>kimi</dc:rights>
  </item>

  <item rdf:about="http://new.rimgo.com/?eid=724484">
    <link>http://new.rimgo.com/?eid=724484</link>
    <title>頑張るということ</title>
    <description>『よくがんばったね』

産後、かけていただいた言葉で思わず涙がこぼれ落ちた言葉。
『よくがんばったね。』

その言葉をいただいたとき
無意識にはらはらと涙がこぼれ落ちた。
そんな自分の涙に、そのとき初めて

『ああ、私がんばったんだ。つらかったんだ。』...</description>
<content:encoded><![CDATA[
『よくがんばったね』<br />
<br />
産後、かけていただいた言葉で思わず涙がこぼれ落ちた言葉。<br />
『よくがんばったね。』<br />
<br />
その言葉をいただいたとき<br />
無意識にはらはらと涙がこぼれ落ちた。<br />
そんな自分の涙に、そのとき初めて<br />
<br />
『ああ、私がんばったんだ。つらかったんだ。』と思った。<br />
<br />
私は出産の一瞬、一瞬に必死だったので<br />
がんばろうと思ってがんばったつもりはまったくない。<br />
けれど『がんばったね』という言葉は、私の涙を誘った。<br />
<br />
出産は頑張ったつもりがなくても、誰もが頑張っている。<br />
どのような出産でもみなが。<br />
妊娠することから出産することまでの間たくさん頑張っている。<br />
だからぜひ、出産後の女性には声をかけてあげてほしい。<br />
『よくがんばったね』と。<br />
<br />
---<br />
思えば、『がんばってね』という言葉をかけることは多いかもしれない。<br />
そして、人から言われずとも<br />
この国は頑張ることが美徳される国でもあるので<br />
追い詰めるほどにがんばってしまう人は多いのではないだろうか。<br />
<br />
さまざまな局面でがんばっている人は多い。<br />
人に見えないところで戦っている人は多い。<br />
<br />
『がんばれ』ではなく『がんばったね』<br />
この言葉をもっとかけてあげることを自然にできたら<br />
きっと救われる人は多いかもしれない。<br />
<br />
自分で自分を追い詰めている人は多いから。<br />
やさしさやいたわりを自然に放つことのできる人に<br />
なれたらいいなと私も思う。<br />

]]></content:encoded>
    <dc:subject>私のお産ふり返り</dc:subject>
    <dc:date>2008-03-11T03:27:13+09:00</dc:date>
    <dc:creator>kimi</dc:creator>
    <dc:rights>kimi</dc:rights>
  </item>

  <item rdf:about="http://new.rimgo.com/?eid=724483">
    <link>http://new.rimgo.com/?eid=724483</link>
    <title>最善を尽くせば安産</title>
    <description>私は助産院で産むことを目指していた。
鍼灸師としてさまざまな体の養生法を普段から伝道しているものとして
私自身も妊娠中は鍼灸に限らず
さまざまな養生に努めてきたつもりだ。
食事、運動、そういった基本から健康療法まで。

しかし、結果として帝王切開になっ...</description>
<content:encoded><![CDATA[
私は助産院で産むことを目指していた。<br />
鍼灸師としてさまざまな体の養生法を普段から伝道しているものとして<br />
私自身も妊娠中は鍼灸に限らず<br />
さまざまな養生に努めてきたつもりだ。<br />
食事、運動、そういった基本から健康療法まで。<br />
<br />
しかし、結果として帝王切開になったことだけに焦点をあてると<br />
今回は私の養生は功を奏さなかったといえるのかもしれない<br />
<br />
けれど、もしあれをしておけば・・・<br />
という後悔は一切ない。<br />
あれをしていたら、もっと早く陣痛が来ていたかもしれない<br />
あれをしていたら超安産だったかもしれない<br />
<br />
そういう後悔はまったくない。<br />
やり残したことはない。<br />
想定しうるできることはすべて行った。<br />
それでも私は帝王切開になった。<br />
だからきっとなるべくしてなったのだろう、私のお産は。<br />
このお産は意味あること。<br />
<br />
あれをしておけば、という後悔がない。<br />
そのことは大きな救いだと思う。<br />
もしあれをしておけば・・という思いが強ければ強いほど<br />
その呪縛にいつまでもとらわれ続けることだろう。<br />
<br />
あれだけしても、結局は私は、この子は<br />
こういう生まれ方をすることになっていたのだろう。<br />
そう思って進むことができる。<br />
<br />
『最善を尽くせば安産』<br />
この言葉が実感となって心に響く。<br />
だから私も、妊娠・出産に向けて取り組む女性の<br />
手助けをしていきたい。<br />
<br />
人間が考えてできうることなんて知れているし<br />
それが結果にどれだけ結びつくかはわからない。<br />
けれど、人事を尽くして天命を待つ。<br />
きっと自分の行いは次につながっていく。<br />
人事を尽くす際に少しでもお手伝いをできたら<br />
<br />
健康の、養生の伝道師<br />
そして気持ちのゆらぎにより添える人として<br />
進んで生きたいと思う。<br />

]]></content:encoded>
    <dc:subject>私のお産ふり返り</dc:subject>
    <dc:date>2008-03-10T03:26:25+09:00</dc:date>
    <dc:creator>kimi</dc:creator>
    <dc:rights>kimi</dc:rights>
  </item>

  <item rdf:about="http://new.rimgo.com/?eid=724482">
    <link>http://new.rimgo.com/?eid=724482</link>
    <title>お産の完結</title>
    <description>『あなたはあなたのお産に納得できていますか？』

『“命の危険があるほど赤ちゃんを苦しめてしまった。”
と自分を責める耐えられない想いは、
そのことに対する気持ちはもう完結しましたか？』
　　　　　　　　　　　　
-----
助産院で産むことを目指した出産。...</description>
<content:encoded><![CDATA[
<strong>『あなたはあなたのお産に納得できていますか？』<br />
<br />
『“命の危険があるほど赤ちゃんを苦しめてしまった。”<br />
と自分を責める耐えられない想いは、<br />
そのことに対する気持ちはもう完結しましたか？』</strong><br />
　　　　　　　　　　　　<br />
-----<br />
助産院で産むことを目指した出産。<br />
予定日を２週間も超過しようやくおきた陣痛。<br />
けれど赤ちゃんの命に危険が生じ<br />
救急車で搬送され大学病院での<a href="http://go.rimgo.com/?eid=693627">緊急帝王切開による出産</a>。<br />
<br />
めくるめく過ぎ去った出産という出来事。<br />
赤ちゃんが生まれても、色々な想いがめぐり続けた。<br />
私は私のお産の大きな余韻の中で<br />
しばらくお産を終わらせることができずにいた。<br />
 <br />
そんな私に何人かの人が投げかけてくれた言葉。<br />
『あなた自身のお産に納得できていますか？』<br />
『子供を苦しめてしまったという自責の念は完結しましたか？』<br />
<br />
この言葉にどれだけ私は救われたことか。<br />
わかってくれる人がいる。私のことを気にかけてくれる人がいる、と。<br />
それを投げかけてくれたのは<br />
助産師さんだったり、長年の友人だったり<br />
ご自身も辛い出産経験をもたれている人だったり。<br />
<br />
---<br />
産後、口々に言っていただいた言葉は当然だが<br />
『おめでとう、本当におめでとう。<br />
色々あったけど赤ちゃん無事で、それだけで全てよかったね。』<br />
<br />
確かにめでたい。本当にめでたいことだ。<br />
何よりは赤子の命。無事な命。私もそう思う。誰よりも思う。<br />
実際に緊急事態の中、命に変えても守りたいと思って産んだ子だ。<br />
<br />
けれどそう簡単に切り替えられない、それだけで終われない私がいた。<br />
自分の中でのお産の位置づけ。完結できない想い。<br />
『苦しめてしまった。私の選んだお産はなんだったんだ』<br />
ずっと残り続けた。<br />
それはむしろ無事なわが子の誕生から時間がたつほどに深まっていった。<br />
<br />
しかし、周囲の『おめでとう、命あるだけでよかったのよ』という言葉が<br />
私の出産にまつわる不安や想いを口にすることを閉じ込めてしまった。<br />
命あるだけで十分なことなのに！<br />
何いつまでもこだわっているの！と。<br />
そんな自分のもやもやを納得させることなんて<br />
命を前にしたら小さなこと、考えすぎ！<br />
<br />
そういわれているようで、自分でもそう思ってしまい<br />
誰にも話せずにいた。<br />
でも、やはりもやもやとした想い、自責の念は残り続けた。<br />
<br />
そんな中で私のことを気にかけて<br />
声をかけてくれた人がいた。<br />
あなたはあなたのお産について納得できているか？<br />
自分を責める想いは完結できたか？<br />
<br />
友人が言ってくれた。<br />
『お産は人生の中でも一大事だから<br />
いいお産をしたいというのは当然子供を産む女性全員の望みでもあり<br />
だからこそどこでどういう風に産みたいのかというのにこだわるのは<br />
母親になるものとしてごく自然なことなんだと思う。<br />
<br />
結果として自分がこだわったことによって<br />
赤ちゃんが苦しむことになって、耐えられない想いをしてるんでしょう。<br />
だけど、そんな状況でも踏ん張って生まれてきた<br />
赤ちゃんの強さに乾杯だね。』<br />
<br />
『赤ちゃん自身がこの生まれ方を選んで生まれてきたのかもしれません。<br />
この流れに逆らおうとせず、ただ全てをありのままに受け入れられたら<br />
生きることはもっと楽になると思います。』<br />
<br />
-----<br />
当初、私は自分の出産について<br />
半ば『事故』が起きたという感覚でした。<br />
そしてそれは自分が引き起こした事故ではないかという風に。<br />
<br />
けれど時がたち、子供の成長を見つつ<br />
周囲の人と会話し、患者さんとも接し<br />
次第に気持ちが落ち着いてきて<br />
この私の出産は事故ではなく、意味あること<br />
『運命』なんて言葉を軽く使いたくないですが<br />
いわばそういったことで、『意味あること』なのだろうと思います。<br />
<br />
それは私にとっても、生まれてきた子にとっても。<br />
きっとその『意味』は何十年と経ったときに振り返って<br />
『あのお産は人生の転機だったかも・・』と思えるような<br />
そういう意味あることではないかと。<br />
強がりではなく<br />
だから、私はこれからも生きていくのがますます楽しみです。<br />
自分の方向性がどのように変わっていくのか。<br />
<br />
もうすぐわが子の誕生から２ヶ月になろうとしている。<br />
私自身のことを気にかけてくださる人のおかげや<br />
こうしてブログにて自分の気持ちを吐露することで<br />
しかも日に１０００を超えるブログ読者がいてくれ<br />
その方たちが無言で耳を傾けてくれているという思いにより<br />
私はとても救われました。<br />
<br />
<br />
お産に関して、女性は大なり小なり<br />
辛い経験をしている人は多いのではないかと思います。<br />
それはたとえ『普通』に産んだ人でさえも。<br />
そういう産後の女性自身の気持ちに耳を傾ける場<br />
お産を振り返る場というのはとても重要なのです。<br />
そこから母としてスタートを切るためにも<br />
うやむやにせず見つめ、昇華し次へと進むことはとても重要なのです。<br />
<br />
私もようやくそれができました。<br />
みなさんありがとう。
]]></content:encoded>
    <dc:subject>私のお産ふり返り</dc:subject>
    <dc:date>2008-03-09T03:25:37+09:00</dc:date>
    <dc:creator>kimi</dc:creator>
    <dc:rights>kimi</dc:rights>
  </item>

  <item rdf:about="http://new.rimgo.com/?eid=724480">
    <link>http://new.rimgo.com/?eid=724480</link>
    <title>大学病院でのお産</title>
    <description>助産院で産むことを目指していた私が
おなかの赤ちゃんに命の危険が発生したことで
大学病院に運ばれ緊急帝王切開のお産になった。

自然分娩から、医療救助による帝王切開へ。
ほぼ対極といえるかもしれない両極端なお産。

その結果、妊娠・出産過程に関して幅広...</description>
<content:encoded><![CDATA[
助産院で産むことを目指していた私が<br />
おなかの赤ちゃんに命の危険が発生したことで<br />
大学病院に運ばれ緊急帝王切開のお産になった。<br />
<br />
自然分娩から、医療救助による帝王切開へ。<br />
ほぼ対極といえるかもしれない両極端なお産。<br />
<br />
その結果、妊娠・出産過程に関して幅広く<br />
妊産婦さんと接する機会を持つことができた。<br />
<br />
助産院に通う妊婦さんたちは、健康な部類の妊婦さん。<br />
助産院で受け入れてもらえるということは<br />
当然ながらローリスクからスタートし、より健康な産む体作りを目指す。<br />
いかに納得のいくお産をするかを目指す。<br />
私もまたそうであったように。<br />
<br />
一方、大学病院で出会った妊産婦さんたちは<br />
大学病院でしか産めないような、何らかのリスクを持った妊産婦さんが多い。<br />
自然分娩や、こだわり、納得のお産どころか<br />
無事に産めるか否か、赤ちゃんが無事か否か<br />
そういう局面に対峙している。<br />
<br />
そんな大学病院では『母子ともに退院できれば、それは安産』という。<br />
そういったレベル。私もまたそうであったように。<br />
<br />
私はお産に関してある意味、端から端まで味わった気がする。<br />
<br />
<br />
仕事柄、妊娠から出産に関して<br />
たくさんの事情を抱える女性と接する機会がある。<br />
妊娠すること、妊娠を維持すること、出産すること<br />
その各局面での難しさと向き合う女性と。<br />
<br />
その気持ちを、私なりにわかっているつもりだったのだけれど<br />
今回の自分の出産を経て、私は本当にはわかっていなかったと痛感した。<br />
<br />
結局は自分は｢健康な人間｣だと思っていたのだろう。<br />
健康は、養生しさえすれば叶うものと思い込み<br />
自分は｢健康で普通｣だという視点からしかものを見ていなかった。<br />
そんな風に思った。<br />
そして、私はなんてこれまで浅い言葉ばかりを口にしていたのだろうかと。<br />
<br />
大学病院での出産後<br />
『自然分娩っていいよ！』という言葉をきくのが辛かった。<br />
知っている。自然分娩のよさを。<br />
それを知っているだけにつらい。<br />
産みたくても、望んでも、産めなかったのよ。<br />
そして帝王切開した私は二度と助産院では産めない。<br />
<br />
医療処置が普通と思い受身に産む人もいて<br />
医療処置を避けて自然に産むことを目指す人もいて<br />
自然を目指したくても医療処置がないと産めない人もいる。<br />
そこへの視点がものすごく欠けていたと<br />
大学病院でのお産が我が身に現実のものとなって初めて気付かされた。<br />
<br />
私がもし安産だったら<br />
きっと、自然っていいよ！助産院いいよ！と<br />
産前よりもいっそう、声高々と叫んでいただろう。<br />
このブログもそういう内容を連ねていただろう。<br />
<br />
私はもう、自然には産めない。<br />
次からの妊娠、出産があるとしたら<br />
医療の助けを借りて、出産に臨まねばならない。<br />
<br />
けれど、それでもやはり、自然に産むことのすばらしさも<br />
助産院で産むことのすばらしさも伝えて行きたい。<br />
自然に産むために体を作ろうとする人の助けをしたい。<br />
<br />
そしてまた、医療の助けの元に産む女性の力にもなりたい。<br />
<br />
出産の過程は違えど<br />
命を宿し、無事に産もうとする女性の気持ちはみな同じ。<br />
その過程で不安に思う気持ちと体に寄り添っていけたら。<br />
大事なことはひとつなのだから。<br />
<br />
母子共に一緒に退院できたら安産。<br />
だから私は安産だったに違いない。<br />

]]></content:encoded>
    <dc:subject>私のお産ふり返り</dc:subject>
    <dc:date>2008-03-08T03:24:47+09:00</dc:date>
    <dc:creator>kimi</dc:creator>
    <dc:rights>kimi</dc:rights>
  </item>

  <item rdf:about="http://new.rimgo.com/?eid=724479">
    <link>http://new.rimgo.com/?eid=724479</link>
    <title>お産リスクと覚悟</title>
    <description>お産のリスクというのは、予期せずして発生する。

どこで産もうともリスクはある。緊急事態は発生する。
どんなにリスク回避をし、慎重になっていても
ローリスクはノーリスクではない。
何が起こるかわからない。

それはどこで産もうとも、だ。

厚労省の構想...</description>
<content:encoded><![CDATA[
お産のリスクというのは、予期せずして発生する。<br />
<br />
どこで産もうともリスクはある。緊急事態は発生する。<br />
どんなにリスク回避をし、慎重になっていても<br />
ローリスクはノーリスクではない。<br />
何が起こるかわからない。<br />
<br />
それはどこで産もうとも、だ。<br />
<br />
厚労省の構想により、医療の機能分担と<br />
密接な連携のもとに安全を確保するという目的で<br />
産科における医療機関は３つに分類されている。<br />
<br />
第１次は個人診療所レベル。正常分娩並びにローリスクを扱う。<br />
第２次は総合病院レベル。中等度の異常まで対応できる。<br />
第３次は総合母子周産期センターを有するレベル。<br />
あらゆるハイリスクの疾患に対応できる。<br />
<br />
助産院も近所にある産婦人科も第1次の医療機関にあたる。<br />
予期せずして重篤な状況が発生した場合<br />
産婦人科でも大きな病院に搬送されるのだから<br />
緊急搬送に関しては助産院と変わらない体制だ。<br />
<br />
緊急事態発生の時点で、より高次な医療機関へ打診し<br />
救急車により搬送される。私がそうであったように。<br />
その段階で受け入れ先があるかどうか、たらい回しの恐怖は<br />
同じく味わうことになるだろう。<br />
<br />
けれど、身を持って体験した私が1つ言えることは<br />
助産院からの緊急搬送は必ずしもハイリスクな状況とも<br />
限らないということだ。<br />
<br />
一般的に出産に伴う危険で緊急搬送される事例としては<br />
お腹の赤ちゃんが仮死状態か母体の大出血というケースが大半を占める。<br />
<br />
母体の危険である大出血の例は<br />
胎盤剥離（胎児より先に胎盤が出る）や<br />
胎児誕生後の弛緩出血(子宮が収縮せず出血が続く）や<br />
癒着胎盤(胎盤が出てこない)などの要因によるもの。<br />
<br />
こういった予期せぬ事態は、まさに緊急事態であり<br />
それは助産院で産もうと、どこで産もうと生じうるだろう。<br />
<br />
そして緊急搬送のもう１つの要因、胎児の仮死。<br />
お腹の赤ちゃんが心拍異常を起こしている。<br />
または分娩が止まってしまっている。<br />
<br />
私の場合もまさにこれだった。<br />
しかし、一般の産婦人科では、そこには医師がいる。<br />
分娩中に胎児の心拍が落ちた時点で、搬送するよりも以前に<br />
その病院内で緊急に帝王切開に切り替わるだろう。<br />
<br />
しかし助産院には、そこに医師がいない。<br />
帝王切開に切り替えることはできない。<br />
緊急搬送するしかないのだ。<br />
つまりすぐさま帝王切開しさえすれば助かるであろう状況でも<br />
それができない。<br />
<br />
そもそも助産院では医師がいないだけに<br />
極めてリスクの少ない妊婦のみを請け負う。<br />
高リスクの妊婦は初めから請け負えないし<br />
妊娠中にリスクが発生すると転院となる。<br />
そのため妊娠中の養生も厳しく、｢産む力、産む体作り｣に取り組む。<br />
そうやって最後の出産まで行き着くのはローリスク妊婦となる。<br />
<br />
当然、この国は医療技術が発達しているので<br />
お腹の赤ちゃんに何らかの先天的異常があれば<br />
たいていは事前に判明するので<br />
その時点で助産院や一般の産婦人科では出産できない。<br />
<br />
となると、助産院にて無事に経過を経て出産を迎えた妊婦に<br />
緊急事態が発生した場合で<br />
それが、単にお腹の赤ちゃんの体力が衰えて<br />
心拍数が低下してきたときでも、帝王切開はできない以上<br />
私のように緊急搬送になるのだ。<br />
<br />
私は大学病院に搬送されたが、緊急に運ばれてくる産婦の中では<br />
緊急度合いが低かったのだと思う。<br />
それは、医療スタッフの空気からも伝わった。<br />
つまり動揺する私に比して、医療スタッフは<br />
さほど緊迫した雰囲気ではなかったのだ。<br />
確かに緊急事態だが緊急性は低く<br />
だからこそインフォームドコンセントに近い形で<br />
医師はベッドの上の私にも時間を割いてきちんと説明を行われた。<br />
<br />
母体の体調は安定していたし、胎児の心拍数も<br />
がくんと落ちるとはいえ、回復しており仮死に至っていなかった。<br />
もしこれが、産婦人科で産む予定の妊婦だったのなら<br />
搬送されることはなく、その病院内で帝王切開となったであろう。<br />
<br />
<br />
お産は何があるかわからない。<br />
突然の緊急事態はどのお産にもいえること。<br />
それは私も理解しているつもりだった。<br />
<br />
しかし、私には足りない覚悟があった。<br />
助産院で産む覚悟。<br />
お産への覚悟の中で、助産院で産む選択をした以上<br />
緊急事態が発生した場合、その緊急度合いが低いもので<br />
すぐに帝王切開しさえすれば助かる状況でも<br />
助産院ではそれができない。<br />
<br />
助産院。そこに医師はいないのだ。<br />
医師がいないということへの覚悟。<br />
<br />
更にすぐに緊急搬送をして受け入れ先が決まる社会情勢でもない。<br />
今の日本は。むしろこちらの覚悟の方が必要だった。<br />
<br />
そういう現代の状況下で助産院で産むとき<br />
すぐに帝王切開しさえすれば助かる命もそれができない<br />
そのことの覚悟不足があったと改めて思った。<br />
『今の日本の産科医療体制の中で』助産院で産む覚悟が。<br />
<br />
ローリスク妊婦であり、子供にもなんら先天的異常もないのに<br />
緊急帝王切開ができず<br />
受け入れ先が決まらず<br />
もし子供が死んでいたら<br />
私は気が狂っていたかもしれない。<br />
恐らく自分を責め続けた人生になると思う。<br />
<br />
何事も、もし、はありえない。<br />
けれど、私は助産院で産むことを決めたとき<br />
ここまでのことを考えていなかったし<br />
こう言った状況も発生しうるという覚悟はできていなかった。<br />
お産における緊急事態の発生は、たらい回しが起こりうる社会は<br />
どこか私とは無関係な遠い社会の出来事だと思っていた。<br />
<br />
それはいわばお産の過程での自然発生的リスクではなく<br />
社会発生的リスクといえるかもしれない。<br />
<br />
私のケースは緊急搬送の中でも本当にレアなケースだと思う。<br />
助産院からならではの搬送事例だろう。<br />
助産院側の設備がどうのこうのというのではなく<br />
緊急事態の連携システムが強固になりえない<br />
この社会の産科のシステムに課題があるといえるだろう。<br />
<br />
肝心なのは、本当に密接な連携の下に<br />
地域医療の制度が確立されること。<br />
いつでも受け入れられるという安心さえあれば<br />
たらい回しの恐怖はなくなる。<br />
<br />
私の場合は受け入れ先がすぐに見つかったとはいえ<br />
私だけ『ああよかった。』といっていられない。<br />
同じ経験をする女性がいたとして、その結果子供を失う女性が<br />
一人たりとも出てほしくない。<br />
<br />
国は０８年の３月までに全都道府県での<br />
「総合周産期母子医療センター」の整備を目指しているが<br />
０６年１０月の毎日新聞の記事によると<br />
秋田、山形、岐阜、奈良、佐賀、長崎、宮崎、鹿児島の８県が未整備とのこと。<br />
私の住む九州圏では４県もある。<br />
ますます｢たらい回し｣がヒトゴトではなかったと強く思える。<br />
<br />
何か大きな変革が必要であることは誰もが思っていることではないだろうか。<br />

]]></content:encoded>
    <dc:subject>自然なお産を考える</dc:subject>
    <dc:date>2008-03-06T03:23:44+09:00</dc:date>
    <dc:creator>kimi</dc:creator>
    <dc:rights>kimi</dc:rights>
  </item>

  <item rdf:about="http://new.rimgo.com/?eid=724478">
    <link>http://new.rimgo.com/?eid=724478</link>
    <title>お産リスクの確率</title>
    <description>私は助産院で産む選択をし、最終的には緊急搬送され
大学病院での緊急帝王切開での出産となった。

それはとてもとても貴重な経験だ。
その経験をする確率はとても低い。

助産院で出産する率は全出産のわずか１％
そして年間で出産時に緊急搬送になる率は地域によ...</description>
<content:encoded><![CDATA[
私は助産院で産む選択をし、最終的には緊急搬送され<br />
大学病院での緊急帝王切開での出産となった。<br />
<br />
それはとてもとても貴重な経験だ。<br />
その経験をする確率はとても低い。<br />
<br />
助産院で出産する率は全出産のわずか１％<br />
そして年間で出産時に緊急搬送になる率は地域によって差はあれど<br />
基本的には１桁台の数％<br />
<br />
緊急搬送者が全出産に占める割合は少ない上に<br />
助産院で産む選択をする人もまた少ないので<br />
私はとても貴重な経験をしたことになる。<br />
<br />
もちろん絶対数が少ないということもあるかもしれないが<br />
助産院からの緊急搬送者は少ない。<br />
私が搬送された大学病院でも『助産院からの搬送はめったにない』と言われた。<br />
<br />
助産院から緊急搬送がめったにない理由は<br />
『緊急』になる前にリスクの生じうる妊婦は病院へ転院となるから。<br />
初めからリスクのある妊婦は助産院では請け負わないから。<br />
リスクが発生しないように『産める体つくり』をするから。<br />
<br />
リスクのある人は助産院では産めない。<br />
出産日前にリスクが予想されうる妊婦は病院に回される。<br />
『産める』という人が最後『出産』までたどりつく。<br />
　<br />
私は自他共に認める『ローリスク妊婦』だったわけで<br />
本当に何の問題もなく妊娠期間を過ごした。<br />
今は産後なので、産後の状態に関しても<br />
母乳もよく出るし、張ることもつまることもなく<br />
本当に出産以外はトラブルがない、といえる。<br />
<br />
だからこそ恐らくぎりぎりまで待つという選択をされたのだと思う。<br />
みんな私の産む力を信じてくれた。<br />
けれど結果は、私は産めなかった。<br />
<br />
決してローリスクはノーリスクではない。<br />
『お産は何があるかわからない』の代表的な存在となった。<br />
<br />
緊急搬送された私は、結果として受け入れ先があり<br />
無事に我が子が生まれたからよかったけど<br />
『ああ、よかった』といって終われない。<br />
<br />
私は確かに本当によかったのだろうが<br />
今の産科医療を取り巻く状況は、深刻な局面があり<br />
地域や状況によっては受け入れ先の不足がある。<br />
一歩間違うと、悲劇的な結果になっているのだ。<br />
※『妊婦搬送受け入れ拒否』参考資料　<a href="http://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/20071026/20071026_022.shtml" target="_blank">西日本新聞記事</a><br />
<br />
産科医の不足が叫ばれている現状で<br />
人口の少ない地域や郊外では、派遣されていた医師が引き上げ<br />
深刻な産科医不足、病院閉鎖などが起きている。<br />
<br />
私はそういった地域に医師を派遣している派遣元の大学病院に<br />
搬送され、無事な出産ができた。<br />
『福岡だから、九大病院があったから良かったね』と<br />
少なからず言われた言葉。<br />
<br />
もし、そういう地域でなかったら・・・<br />
現にそういう地域でないところにもたくさんの妊婦さんがいる。<br />
<br />
ヒトゴトではない。<br />
私は良かった、では終われない。<br />
子を誕生死(死産)にしてしまう悲しみは言葉では表せない。<br />
<br />
今の社会には簡単ではない大きな課題が<br />
ヒトゴトではなく私にも取り組むべき課題として<br />
目の前にあるように思う。<br />

]]></content:encoded>
    <dc:subject>自然なお産を考える</dc:subject>
    <dc:date>2008-03-05T03:22:45+09:00</dc:date>
    <dc:creator>kimi</dc:creator>
    <dc:rights>kimi</dc:rights>
  </item>

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